結露防止器発売20周年ご愛顧誠にありがとうございます。

結露というとみなさんはどのような

事を思い浮かべますか?

氷の入りの冷たい水が入ったグラス

があるとします。しばらくすると

グラスのまわりに水滴が発生、付着

する現象。

また、窓ガラスの内側に水滴が付着

する現象。

上記2点は非常多くの方が思い浮かべる

現象だと思います。

そして結露の原因は?となると温度変化

によって発生するので、温度変化を

おさえればよいと考えている方がおられます。

しかし、それは半分正解で、半分

?マークです。

ここに飽和水蒸気曲線があります。

このグラフは1㎥の中に最大で

水蒸気の状態のままでいられる

量を温度別にグラフにしたものです。

横軸が温度、縦軸が水蒸気量です。

代表的な温度別の水蒸気量は下記

のとうりです。

10℃の時 9.3g

15℃の時 12,8g

20℃の時 17.2g

25℃の時 22.8g

30℃の時 30.4g

35℃の時 39.2g

グラフCの時 35度の状態で39g

程度の水蒸気量があるとします。

この量は水蒸気でいられるギリギリ

の状態です。

ここで温度がグラフBの20℃まで

下降した場合、20℃の時の飽和水蒸気量

17.2gですから、差のオレンジ枠分の

水蒸気は水分に変化し結露状態になります。

この点で温度差で結露が発生するという事

はまちがいありません。

しかし、グラフA 15℃の時水蒸気量12g以下

の時温度は変わらずさらに水蒸気が浸入すると

飽和水蒸気曲線の値との差が結露して水分に

変化します。

要約しますと飽和水蒸気曲線の値(水蒸気の状態

でいられる状態)を超えるか、超えないかで結露

するかが決定するという事です。

上記のコップの現象をご説明しますと、コップ内に

冷たい液体が入っている為、コップの外側と空気が

接する部分は周囲より、温度が低くなります。

こうなりますと、上記の飽和水蒸気曲線より、コップ

に接っした水蒸気が露点に達して水滴に変化し、コップ

表面に付着したという事です。

[重要注目ポイント1]

ヒーターなどは温度を上昇させて結露をしにくく

していますが、湿度は高湿度のままで異物侵入や

腐食(錆)の進行を防ぐ事はできません。

また、盤内に設置されている さまざまな電子機器、制御機器類

のメーカー様の取説を拝見しますと、使用周囲湿度の上限は

相対湿度85%以下がほとんどです。さらにそこには(結露なき事)と

記入がございます。 85%以上で使用は、メーカーとして保証できません。

さらに、結露発生などは絶対あってはならず、故障しても保証の対象に

ならない事を示しています。

この様な状況下でも盤やBOX内で使用されている電子機器類の多い事

は改善しなければなりません。

[重要注目ポイント2」

盤やBOXを閉鎖せずして、電子除湿器やヒーター、ジェル状吸湿材でかろうじて

結露を防止しても、隙間からどんどん水蒸気侵入が継続する為、

周囲湿度が100%程度が継続すれば、盤内、BOX内では、よくて90%程度で

使用相対湿度の85%以下まで降下しません。(当社、大手ユーザー様との比較

試験データーより) また ため込むタイプの上記シート吸湿材は限界値以上に

吸湿できず、ふくれあがり破れる事もございます。

本当の意味で使用状況を遵守でき、対策ができ、メンテナンスフリーの商品を

ご選定下さい。

[重要注目ポイント3]

近年大型台風、ゲリラ豪雨、首都直下型地震、南海トラフ地震、火山の大規模爆発

など、多くの災害が発生、また発生の予想がなされています。

この時大規模停電が発生し普及にも長時間かかる可能性があります。

ここで、もし電源必要のヒーターや電子除湿器を使用していた場合、大変な事になります。

電源復旧後、制御盤等に電源が通電した時結露状態になっていれば、動作しない、ショート

して電子機器破壊など、復旧が莫大、かつ長時間になります。

過去当たり前だった、ヒーターや電子除湿器は使用を再検討するべき時期にきています。

停電中も除湿をし続け盤内の結露はもちろん、高湿気にならぬように、結露防止器の

使用を強くお薦めします。公共や民間でも前例主義がはびこり、社会インフラの防御を

妨げております。新しくも実績多数の結露防止器にチェンジして進歩、進化していく事

は今後重要です。大きな災害がせまっているのは明らかであり、新しく、実績ある商品

へ変換する時期です。より、少しでも被害を少なく、復旧を早くする為に旧来

の対策から脱却して下さい。お客様の決断が日本を救う事にもつながります。

 

水蒸気の粒子の大きさは約0.0004㎛

雨粒の粒子の大きさは2000㎛です。

市販のキャビネットやBOXのIPグレード

は54,55,56程度では屋外では防水構造

ですが、水蒸気(湿気)は侵入します。

水の返し部分にパッキン、入線口への

非乾燥性のパテで入念に封鎖して下さい。

海底トンネル内非常電話

地下ポンプ制御盤

結露防止器使用実績

①大手電力会社(原子力発電所、水力発電所、変電所、送電設備各種)

②大手鉄道会社(新幹線海底トンネル内設備、在来線、沿線電話、制御子外箱他 高速道路(速度表示器、ETC設備、通信端子盤、他)

③国土交通省(1級河川水門制御盤、各種水門制御盤、空港門の開閉制御盤他) メガソーラー、風力発電所内制御盤、接続箱 他

④ FA(工場、物流倉庫の自動化設備、加工専用機、包装機、洗浄、撹拌機、注入機 他)

⑤世界的有名なアミューズメント施設(千葉県浦安市舞浜)